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    谷崎泉 『しあわせにできる 10』 二見書房 2006年 … 人間関係としがらみ

    しあわせにできる (10) (シャレード文庫)しあわせにできる (10) (シャレード文庫)
    (2006/09/28)
    谷崎 泉

    商品詳細を見る

    久遠寺の心配をよそに、仕事をしない新人・東郷の面倒を見ると決心し、出先に連れ出した本田。そして、その日から東郷の態度が変わり始める。だがプライベートでは、白金宅を訪ねてきた薮内が久遠寺のかつての共同経営者で、彼を手ひどく裏切った男と知り動揺する。本田は薮内のことを知ろうと堂島にそれとなく水を向けたつもりが口を滑らせ、同席していたまゆりに久遠寺との関係を気づかれてしまう。精神的つながりの強い彼女の反応を不安に思っていた本田に、まゆりは薮内に関する「噂」をもたらすのだが…。しあわせラブライフ編第二弾!書き下ろし『秘書のしあわせ』は、本田さん以上の苦労人?映の秘書・森田の秘められた日常生活と、アクション映画さながらの逃避行。


    新人・東郷を巡って建材3課はてんやわんや、本田は敏いまゆりに殿との関係がバレて焦り、殿はなんだかいつもと違っておかしい。薮内はなぜいまになって突然殿の前に現れたのか?…と、さまざまな人間関係が綴られる10巻。

    印象的だったエピソードは、新人・東郷を巡る騒動か。本田の勤務態度によって次第に変化を見せ始めた東郷が、本田に直接告白した「やる気がないのに辞めずにいる理由」は、読んでいてなるほどと思える内容だった。

    どんなに今時の新人だろうとなにか理由があるからこそあんな態度を取るわけで、東郷自身からその理由が語られたとき、これはありえる話だなと思った。そして私も本田と同意見である。親身になるほど本人を知っているわけじゃないし、別にいい人になりたいわけでもないが、まだ入社して数ヶ月なのにもったいない、ここでいろんな経験を積んだって悪くないのにと思ってしまう。でも自分がどうこう云ったところで、本人が自分で気付かない限りわからない話だろう。だったら同じ部署で働く先輩として、どういう態度を取るのがベストか?…お人よしなのかもしれないが、やっぱり切捨てなんてできないと思う本田に共感した。

    …とこのように、本田と建材3課が新人に振り回されてる間、殿の様子が少しおかしくなってきた。急に甘えたさんになって、風呂での1回だけで終わらない。それでも殿は相変わらず察しが良く、本田の話を優先させる。本田も多忙な殿を気遣って、なかなか本題を切り出せずにいる…と、本当に夫婦のようになってきた。

    年齢を重ねていき、会社だ家庭だ親戚だ友人だ…としがらみが多くなるにつれ、四六時中恋愛のことで頭がいっぱいだなんて学生のようなことは云ってられない、大人で社会人な本田と殿――さて、次巻はどうなる?

    評価:★★★☆(デキる営業は外見からして違うものだよねー)
    女性キャラについて少し。たぶん女性キャラの中でまゆりの人気は高いと思うんだが、私はさほど好きではない(キライでもないけど)。なんつーかその…まゆりのような自己完結しすぎのカッコすぎな女性って、憧れる人は多そうだけど、私だったら深くは付き合えないなー。まゆりには女性の親友がいないね、きっと。でもいなくたって本人は「私は私だから」って、まったく気にしちゃいないんだろうな。

    ZERO STARS … 論外/問題外作
    ★ … お好きな人はどうぞ。
    ★★ … つまらない。
    ★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
    ★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
    ★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。

    「オススメ作品」は基本的に★★★☆以上。
    「絶対オススメしておきたい作品」には@RECOMMEND@マークがつきます。
    性格上の理由から、★評価は厳しくなりがちなので、★5つ作品はあまり出ないと思います。

    *2007年9月26日に書いた感想を大幅改稿

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    秋林 瑞佳

    Author:秋林 瑞佳
    「あきりん・みずか」と読みます。
    (BLCD感想はジョセフィーヌ秋太夫が担当)

    風来のネットサーファーにして、
    ハンパない映画ギーク。
    そしてなにかと悩める電脳仔羊。

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