スポンサーサイト

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。
    web拍手 by FC2

    谷崎泉 『しあわせにできる 5』 二見書房 2004年 … あくまで本田モテモテ騒動記

    しあわせにできる(5) (シャレード文庫)しあわせにできる(5) (シャレード文庫)
    (2004/08/30)
    谷崎 泉

    商品詳細を見る

    会社に乗り込んできた映に高級料亭・喜久田楼の奥座敷で押し倒された本田は、なす術もなく抱かれそうになっていたところを映の秘書・森田に助けられる。そのショックも癒えぬうち、久遠寺家の長兄・昴の件で美和と落ち合ったところへ突如、当の本人が現れて―。久遠寺不在中に次々起こる、なかったことにはできない厄介事の数々。兄二人を相手に久遠寺の独占欲もヒートアップ!?さらには本田さんLOVEの落合を食事に連れて行く約束までしてしまい…。年明け早々からバレンタインデーまで、お釣りが来るほどの暑苦しい愛が飛び交う本田ラプソディー。気苦労が絶えない森田の毎日を描いた書き下ろしも収録したシリーズ第五弾。


    殿の海外出張中にどうしても映からの誘いを断れなかった本田、とうとう高級料亭に連れ込まれ…あわや!な騒動から始まり、本田と殿の甘いバレンタイデー――ようやくBLらしくなってきた第5巻。

    汚い裏工作を仕掛けて連れ込んだとゆーのに、映が本田を落とせなかった理由は簡単である。日本酒ではなく洋酒を出すように仕掛けりゃ良かった、そうすれば話もそこそこで本田はクラクラフラフラ、時間かけず一気にコトに雪崩れ込めたのに。これは明らかに戦略ミスである。策に溺れたな?>映 

    がしかし、本田と映が本気でどうにかなってしまっても困るので、映の秘書・森田の活躍には感謝せねばなるまい。危機一髪のところで本田を救うあたりは、もはや秘書というより風車の矢七の域である。まさに燻し銀、なんて素晴らしい。

    そしてようやく久遠寺家の長男・昴が本格的に登場。なにやら三男坊・殿との間には軋轢が生じているらしいが、これもまた過去が明らかになるのはとうぶん先の模様。どれだけ伏線が張られているのか、わからなくなってきた。

    この5巻で特記すべき展開がもうひとつ。「バレンタインデー騒動」編で、とうとう本田が殿におねだりだ。本田は自己嫌悪に陥ってるが、読んでいるこっちは結果オーライである。今までのラブシーンはすべて殿による「寄り切って押し倒し」ばかりだったので、おねだりはとても新鮮だった。「本田→久遠寺」が形になって見えてきたということか。殿は殿で、巻を追うごとに本田に対する気遣いが感じられるようになり、1巻の無理やりぶりを思えば相当変わったと思う。

    書き下ろし「社長のしあわせ」では、映の汚さに大笑い。頭が回り過ぎる映を察して先手を打たねばならない秘書の森田さんは、本当に大変である。特別手当を支給せよ!>映

    評価:★★★☆(サクサク読める。半星は、気の毒な落合さんと気苦労の絶えない森田さんに)
    「あいつの後ってのが、気にいらねぇが…。あいつじゃ、物足りなくなるようにしてやるよ」(P32)って、アナタまだ順番にこだわってるんですか!?…と思いつつ、海千山千な映なだけに、マジで殿より上手そうな気がしないでもなく…。それにしても、襖を開けたら布団が一組敷かれていて…なんてゆー高級料亭旅館、いまだ存在するの?…秋林、庶民だからわかんな〜い!

    ZERO STARS … 論外/問題外作
    ★ … お好きな人はどうぞ。
    ★★ … つまらない。
    ★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
    ★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
    ★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。

    「オススメ作品」は基本的に★★★☆以上。
    「絶対オススメしておきたい作品」には@RECOMMEND@マークがつきます。
    性格上の理由から、★評価は厳しくなりがちなので、★5つ作品はあまり出ないと思います。

    *2007年9月21日に書いた感想を加筆修正

    関連記事
    web拍手 by FC2

    Leave a comment

    Private :

    Comments

    -
    - - 1 2 3 4 5
    6 7 8 9 10 11 12
    13 14 15 16 17 18 19
    20 21 22 23 24 25 26
    27 28 29 30 31 - -
    07 09
    プロフィール

    秋林 瑞佳

    Author:秋林 瑞佳
    「あきりん・みずか」と読みます。
    (BLCD感想はジョセフィーヌ秋太夫が担当)

    風来のネットサーファーにして、
    ハンパない映画ギーク。
    そしてなにかと悩める電脳仔羊。

    気の向くまま、
    ネット場末で人知れず更新中の、
    BL感想&レビューブログです。

    >>ネタバレ上等<<
    なので、お気をつけ下さーい!

    リンクはご自由にどうぞ♪

    コメント欄にはURLが貼れません。
    (スパム回避のためです…)
    もしURLのご連絡がございましたら、
    お手数をおかけ致しますが
    メールフォームにてご一報下さい。

    ★ご注意★
    ネタバレ回避でテキストを折ることは(ほとんど)ありません。

    オンラインカウンター
    現在の閲覧者数:
    最新記事
    最新コメント
    カテゴリ
    メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    検索フォーム
    リンク
    QRコード
    QR
    QLOOKアクセス解析
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。