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    「交渉人は黙らない」 サイバーフェイズ 2007年 … スルメの味わい

    交渉人は黙らない (SHYノベルス)交渉人は黙らない (SHYノベルス)
    (2007/02/23)
    榎田 尤利

    商品詳細を見る

    注意:メーカー倒産により新品流通なし。中古の在庫も厳しい人気タイトル。原作本の画像を出してみました。

    原作:『交渉人は黙らない』 榎田尤利 大洋図書 2007年 
    出演者:子安武人(兵頭寿悦)×平川大輔(芽吹章)、日野聡(美村紀宵)、梶裕樹(橋田智紀)、定岡小百合(さゆり)、安元洋貴(鵜沢万里雄)、秋元羊介(周防忠範)ほか
    作品選択基準(どうして聴こうと思ったか?):
    番外. お友だちに「聴いてみて下さいね☆」とオススメ頂いたから

    榎田尤利の大人気シリーズ「交渉人」第1作目をドラマCD化。 

    中身はオッサンである美貌の交渉人が、ヤクザの若頭となって現れた高校の後輩に大変な執着ラブをかまされながらも、得意の舌鋒で人々を助け、また自身もまわりに助けられ困難を乗り越えていく人情モノ。ヤクザ×交渉人、年下攻。子安さん中音、平川さん中音。

    原作と同じように、敷金返金を巡る交渉から話はスタート。比較的ゆっくり目に話す平川さん。それは相手が誰であろうと終始変わらず。兵頭との夫婦漫才のようなダイアローグなどプライベートの芽吹はもっと早口がいいんじゃないか、なんたって江戸っ子なんだし…と感じたが、何度も聴いていたら平川ペースに慣らされ、今ではすっかり「それ(=ゆっくり)もアリ」になった。タイトル通り喋りっぱなしな上、知的な交渉人口調からざっくばらんのべらんめぇ節まで楽しめるので、平川さんを堪能するには最適な作品でもあると思う。

    突っかかってくる芽吹をヒョイヒョイとかわしていく兵頭は、子安さんがドンピシャの喋りをしてくれる。最初に聴いたときは「え?これが兵頭?リーマンみたいだ」とあれほど思ったのに、今ではもう「兵頭は子安さんでなきゃヤダ」。新刊読んでも、兵頭のセリフはすべて子安さんの声に脳内変換されてしまう始末。子安さんは何を演じても「子安でーす」という感じなのに、役にハマると怖いくらいにキマる。

    キヨ(日野さん)、智紀(梶さん)、鵜沢(安元さん)、さゆりさん(定岡さん)、周防の親父さん(秋元さん)…すべてのキャラがピッタリで、なおかつ脇をしっかり固めてくれているので、「上手いなあ」としか言葉が出てこない。中村さんに指摘されて気づいたのだが、「外画(吹替)っぽいキャスティングですね」…ダイアローグ中心の脚本だし、平川さんはもちろん定岡さんや秋元さんも吹替でよく見かける方だし、個人的に落ち着いて聴ける理由はそこにあるのかもしれない。

    主人公が交渉人だけあって理に適った笑いが提供され、聴いていてとても楽しい。ただゆっくり目に話すせいか、ダイローグのテンポが冗長に感じられることがある。本編のエピソードは、気になるほど大きな端折りはなかったのだが、どのセリフのどの言葉を残すのか、そのチョイスがイマイチだった。原作はセンスのいい言葉をバンバン使っているのに、なぜそれを残さない?…と思うことしばしば。原作を読んでいなければそんな風には思わないはずであり、既読組ゆえの指摘といえる。もうひとつ残念だったのは、一部の音楽でピコピコBGM。場面に合わず、聴こえてくるたびにガッカリした。

    話が面白い、キャスト最高――ただところどころ間延びしたり、場面に合ってない音楽が足を引っ張ったりと、細かなところで取りこぼしがあり、ちょっともったいない。それでも充分多くの人が満足する出来だろうし、枚数を重ねるともっとよくなる気がするので、続き(3巻目以降)をなんとか別のメーカーから出してもらえないだろうか。真剣に願う。

    最初に聴いた印象がどんどん変わっていった作品。飛ばし気味に聴いてたのに、今やすっかりハマってしまった。声優さんの演技の面白みがじわじわ浸透してきたからだと思われる。まさにスルメの味わい。

    評価:★★★★(面白いですよ☆…続編希望、キャストそのままで)
    好み:★★★★★(私自身はたいへん気に入ってる作品ですー)

    SEや短いBGMなど、Final Cutの音素材使ってるから(こんなにあからさまに使ってる作品のほうが少ないんじゃ?)、他社で製作することになってもすぐ対応できると思うんだけどなあ…って、問題はそういう技術的なことじゃないか。

    キャラの声のイメージが合ってるかどうかは聴く人次第だけど、平川さんの芽吹解釈の方向性はまったく間違ってない。なんで平川さんは芽吹がわかるのかしら?…と思ってたら、しっかり原作を読まれていて、「原作すっごく面白いんです」「あとがきで榎田先生が〜」という話をされていた。ホント真面目な方だー。

    ZERO STARS … 論外/問題外作
    ★ … お好きな人はどうぞ。
    ★★ … つまらない。
    ★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
    ★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
    ★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。

    「オススメ作品」は基本的に★★★☆以上。
    「絶対オススメしておきたい作品」には@RECOMMEND@マークがつきます。

    *2011年5月8日に書いた感想を加筆修正

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    秋林 瑞佳

    Author:秋林 瑞佳
    「あきりん・みずか」と読みます。
    (BLCD感想はジョセフィーヌ秋太夫が担当)

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