スポンサーサイト

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。
    web拍手 by FC2

    「エス1」 サイバーフェイズ 2005年 … いつも必死な熱血椎葉

    エス (SHYノベルス)エス (SHYノベルス)
    (2005/02/10)
    英田 サキ

    商品詳細を見る

    注意:メーカー倒産により新品流通なし。中古の在庫も厳しい人気タイトル。原作本の画像を出してみました。挿絵を手掛けられた絵師さんは、いったいどなた?…うわわああああんっ!

    原作:『エス』 英田サキ 大洋図書 2005年 
    出演者:小西克幸(宗近奎吾)×神谷浩史(椎葉昌紀)、三木眞一郎(篠塚英之)、杉田智和(安東隆也)、中村悠一(鹿目)ほか
    作品選択基準(どうして聴こうと思ったか?):
    番外. 「初めて聴くBLCDなら、原作知っているタイトルで」とお友だちからオススメ頂いたから

    秋太夫が初めて聴いた記念すべきBLCD。再レビューのために再聴。

    拳銃密売捜査をする孤独な刑事が、情報提供者「エス」として取り込むべく、ある経済ヤクザと駆け引きを重ねていき、いつしかそのヤクザに心と体の奥深くまで切り込まれてしまう話。ヤクザ×刑事、小西さん低音、神谷さんやや低音。

    原作と同じくドラマCDでも、寝ていた椎葉がこの時点ではまだ正体不明だった宗近に電話で起こされ、「安東に気をつけろ」と云われるシーンから始まる。ところが起きたばかりなのに、神谷さんas椎葉は勢いよく「なんだって!?」。高血圧気味で必死。原作1巻の椎葉に対し「ポッキリ折れそうな心を仕事でなんとかつなぎ止めている」という印象を持っていたのだが、神谷さんは常にキレのある早口でテンション高め、とても心折れそうな人には思えない。疲れているというより「俺は潜入捜査官さ!」、嬉々として仕事をしているような感じさえする。ただ「原作は原作、CDはCD」なので、神谷さんの解釈よる椎葉は当然アリ、否定する気はない。

    そして滑舌なボイスオーバーへと続き、話は本題へと進んでいくのだが、主人公が早口でハキハキしている上に1巻の内容を1枚になんとか収めようとしたためか、ドラマ進行のサクサク度が顕著で、あっという間に聴き終わってしまった。実際、ラブシーンはかなりカットされており、「エス1巻」最重要シーンのひとつ椎葉による「ベレッタのバレル舐め」はなく、bjobもカット(「10分で達してみろ」はアリ)。エロを期待する人にとってやや残念な仕上がりだろう。でもすべてのリスナーが原作既読とは限らないし、キレイに1枚でストーリーをまとめるならば、何度もクライマックスがあるよりはラストに1回だけのほうが、ほかに核となるエピソードを端折らずに済むし、また聞き手もその1回に集中できる。そういう意味では、初心者向きの1枚かなと思う。

    小西さんの宗近――最初聴いたときは「この低音ヤダな〜」と思ったのに、今聴くと大して低音じゃないし、まったく問題もなく…というか、逆に「そうそう、宗近ってこんな感じ」。小西さんは基本澄んだ声の人なので、どんなにギラついたセリフが口から出ても、いやらしさが(いい意味で)出にくい。たまにスッキリすぎて物足りなくなるのだが、「エス」のようにイマイチ垢抜けないセリフが多い作品では、それが相殺されてちょうどいいのかもしれない。

    聴き所はラブシーンというより、必死な椎葉と泰然自若な宗近の駆け引きにある。神谷さんと小西さんは、声のバランスがちょうどいいので、耳に入ってくる感じもいい。他のキャストに関しては――三木節による篠塚さんは好みが分かれそう、杉田さんas安東は合ってる、当時ほぼ無名だった中村さんas鹿目はちょっと若いかな?という印象を持った。

    ふたりの駆け引きを際立たせる音楽は心地よいし、全体的によくまとまっているし、雰囲気もあるけれど――ギリギリ詰め込んだ脚本にタイトな演出、小西×神谷のスッキリ声系キャスト、ラストトラック収録のキャストトークが忙しないゆえか、小ざっぱりしすぎていて、今聴くとあまり色気が感じられない1枚。面白いんだけどね。

    評価:★★★☆(「4」まで通して聴くと、たぶん違う感想を持つと思います)
    好み:★★★☆(「エス」CDは、「1」「4」所有で「2」「3」未聴。一番聴きたいのは「2」だったり)

    神谷さんas椎葉があんまりにも必死なので、原作では共感しづらかった「最初はちょっとデカをおちょくってやろうと思った」という宗近の気持ちが、CDではよく理解できたよー♪

    神谷さんはハキハキと滑舌がいいので、名セリフ「お前ピーーなんだろう」「このゲス野郎!」「やり損だ」は聴き心地最高。うっとりする。ケータイの着ボイスにしーたーいー。

    「ヤクザに心と体の奥深くまで切り込まれてしまう話」と書いたのは、これが「1」だから。「エス」は宗近が椎葉によって骨抜きにされていく話なので、CDの本題もやっぱ「2」以降かなと思う。

    よくドラマCD化される英田作品――実は自分が抱いていたキャラのイメージとキャストが一致したことって、ほとんどない。それがイヤなんじゃないの。ただ毎回「え?英田兄貴ってそういうイメージ持ってたの!?アタシのとはずいぶん違う…」とそのギャップに驚かされるなーって。「デッドロック」なんか特にそう、かなりビックリした。一致したのは「恋ひめやも」くらい。

    ZERO STARS … 論外/問題外作
    ★ … お好きな人はどうぞ。
    ★★ … つまらない。
    ★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
    ★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
    ★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。

    「オススメ作品」は基本的に★★★☆以上。
    「絶対オススメしておきたい作品」には@RECOMMEND@マークがつきます。

    *2011年5月8日に書いた感想を加筆修正
    関連記事
    web拍手 by FC2

    Leave a comment

    Private :

    Comments

    -
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    29 30 31 - - - -
    09 11
    プロフィール

    秋林 瑞佳

    Author:秋林 瑞佳
    「あきりん・みずか」と読みます。
    (BLCD感想はジョセフィーヌ秋太夫が担当)

    風来のネットサーファーにして、
    ハンパない映画ギーク。
    そしてなにかと悩める電脳仔羊。

    気の向くまま、
    ネット場末で人知れず更新中の、
    BL感想&レビューブログです。

    >>ネタバレ上等<<
    なので、お気をつけ下さーい!

    リンクはご自由にどうぞ♪

    コメント欄にはURLが貼れません。
    (スパム回避のためです…)
    もしURLのご連絡がございましたら、
    お手数をおかけ致しますが
    メールフォームにてご一報下さい。

    ★ご注意★
    ネタバレ回避でテキストを折ることは(ほとんど)ありません。

    オンラインカウンター
    現在の閲覧者数:
    最新記事
    最新コメント
    カテゴリ
    メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    検索フォーム
    リンク
    QRコード
    QR
    QLOOKアクセス解析
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。