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    英田サキ 『DEADSHOT』 徳間書店 2007年 … ハードでスウィートなBLミリタリー

    DEADSHOT―DEADLOCK3 (キャラ文庫 あ 4-3)DEADSHOT―DEADLOCK3 (キャラ文庫 あ 4-3)
    (2007/06/23)
    英田 サキ

    商品詳細を見る

    ディックを復讐の連鎖から解放したい―。宿敵コルブスの逮捕を誓い、捜査を続けるFBI捜査官のユウト。次のテロ現場はどこか、背後に潜むアメリカ政府の巨大な影とは…?ついに決定的証拠を掴んだユウトは、コルブスと対峙する!!ところがそこに現れたディックがコルブスの銃弾に倒れ…!?執念と憎悪と恋情―刑務所から始まった三人のドラマが決着を迎える、衝撃のラストステージ。


    刑務所の囚人からFBI特別捜査官&CIAエージェント――激しいジョブチェンジを見せるディック&ユウト「デッドなんちゃら」シリーズ最終巻。

    舞台はタックス着用の煌びやかなパーティから、ナパーム弾炸裂のコロンビアジャングルへ。ユウトの救出に麻薬問題が絡み、三つ巴となった米軍・CIA・FBIがハデなドンパチを繰り広げていく。まさにビックリジャングル大作戦!な第3巻である。

    ツッコミどころが多少散見されても戦闘シーンは臨場感に溢れており、既存BLと画する読み応えがある。ただ盛り上がった分、コルブスの最期がやや呆気なく感じられ、読み手の好みがわかれそう。それでもテロリストだの麻薬だのFBIだのと大きく広げられた風呂敷はちゃんと畳まれていくし、ラブもドラマティックにハッピーエンドをむかえるので、全体の後味は決して悪くない。とくにラストでディックに白のサマーサーターを着せるなんざ心憎い演出であり、英田兄貴女子を喜ばせるのが上手いなあと感動した。

    でもなぜユウトは、ジャングルで重傷を負ったディックを心配していなかったのだろう?「体は大丈夫か?」のひとこともなかった。再会すりゃ具合なんて一目瞭然だろうが、私にはどうしても理解できない。FBI捜査官の任務は中途半端、刑事となる予定も未定、仕事は二の次でなによりも恋愛が最優先――BLだからそれで正解だとしても、私にとってユウトは最後まで共感しづらい主人公だった。

    いろいろツッコミたいことはあれど、ハデでドラマティック、ラブ一直線なストーリーは重くなりすぎず軽くなりすぎずで、多くの人が楽しく読めると思う。わかりやすい萌えもあるので、BLビギナーにオススメしたいシリーズ。

    評価:★★★☆(BL絵師界のミリタリー番長である高階さんが描く銃器類がもっと見たかったなあ)
    「私だったらラストシーンはあの場所でのあのセリフだな、なにを云ったかは読み手には内緒ね、ふたりだけの秘密☆」と思っていたら、本当にそんなラストだった。英田兄貴と時差テレパシーか。

    ZERO STARS … 論外/問題外作
    ★ … お好きな人はどうぞ。
    ★★ … つまらない。
    ★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
    ★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
    ★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。

    「オススメ作品」は基本的に★★★☆以上。
    「絶対オススメしておきたい作品」には@RECOMMEND@マークがつきます。
    性格上の理由から、★評価は厳しくなりがちなので、★5つ作品はあまり出ないと思います。


    *2007年7月24日に書いた感想を加筆修正

    5年ほど前の英田作品は、攻のキメ台詞が笑える。「デッドなんちゃら」シリーズだと「オリーブオイルをつけてくれ」と「エアバックのように一発でガチガチ」、「エス」シリーズだと「おやつを食わせろ」。今(2011年11月)思うに、「英田サキって垢抜けない」と感じていた最大の理由はたぶんそれにあったんだろうなあ。

    そんな「デッドなんちゃら」シリーズは、ドラマCD化されています。

    DEADSHOTDEADSHOT
    (2008/08/25)
    イメージ・アルバム、中村悠一 他

    商品詳細を見る

    やー…初めて聴いたとき、ビックリしましたよ。
    原作読んだイメージでは「ユウト=高い声のアモーレ受」、それなのにユウト役が中村さんだったから。
    思わず「低っ!」「なんて男らしい!」。

    中村さん、基本は低音の人なのです。
    そうなると「ディックはもっと低音の人に」ということなのか、ディックは安元さんで。

    つまり「デッドなんちゃらシリーズ」は低音祭りだったのです。

    私が考えていた以上に「デッドなんちゃら」シリーズは男臭い世界だったんだな、英田さんはそういうイメージを持っていたのか…と晴天の霹靂でした。

    ドラマCDの出来自体は、丁寧な音作りで好感が持てました。ただ必要以上にモノローグが多かったのが残念で。なんのためのオーディオドラマだ、「俺はドアを開けた」くらいSEで表現すればいいだろうと思ったり。むーん。

    そして昨年のキャラ全サ「デッドロック朗読CD」。
    中村さんが朗読してくれたのに…申し込みを忘れてしまい…昨年の今ごろだったか、地団駄を踏んだっけ…。

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    プロフィール

    秋林 瑞佳

    Author:秋林 瑞佳
    「あきりん・みずか」と読みます。
    (BLCD感想はジョセフィーヌ秋太夫が担当)

    風来のネットサーファーにして、
    ハンパない映画ギーク。
    そしてなにかと悩める電脳仔羊。

    気の向くまま、
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