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    英田サキ 『デッドヒート DEADLOCK 2』 徳間書店 2007年 … 当て馬の真打ち登場

    デッドヒートDEADLOCK2デッドヒートDEADLOCK2
    (2007/02/23)
    英田 サキ

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    宿敵コルブスを追えば、いつかディックに会える―。密かな希望を胸にFBI捜査官に転身したユウト。彼を縛るのは、愛を交しながら決別を選んだCIAのエージェント・ディックへの執着だけだった。そんなある日、ユウトはついにコルブスに繋がる企業との接触に成功!!ところがそこで変装し別人になり済ましたディックと再会し!?敵対する二人が燃え上がる刹那―デッドエンドLOVE第2弾。


    囚人服マグショットからスーツ姿のFBI特別捜査官とCIA契約エージェントになっている表紙絵に驚いた。FBIとCIAか…英田兄貴は「惹かれ合ってはいけない立場のふたり」が好きなのね、さてそんなふたりのラブはどうなる?…と思いながら手に取った、ディック&ユウト「デッドなんちゃら」シリーズにして当て馬の真打ち登場の第2巻。

    相変わらずストーリーはテンポよく流れていく。だがFBI特別捜査官になっても、これまた相変わらず「その捜査能力はどうよ?」で恋は盲目状態なユウトには参ってしまう。当て馬兼協力者のロブだけで、事件は解決できそうだ。姫っぷりはカワイイのだが、頼むからもっとしっかりしてくれ!簡単に人を信用してベラベラ喋るな!アナタ、FBIでしょ!?…と云いたくなってしまう。ただし、ラストで決意を新たにコルブス逮捕を誓ってくれたので(理由はやっぱりディック絡みではあるが)、次巻での活躍を期待しよう。

    さて。問題はディックである。

    「金髪、碧眼、高身長の一見クールビューティ。でも実は好きな相手に甲斐甲斐しいタイプ」という、たいへん人気がありそうな色男の攻なはずなのに、このシリーズでよく目にする感想といえば「ネトがステキ♪再登場が嬉しい♪」「ディックより教授のほうがいいんじゃない?」(秋林調べ 6/24現在)。今のところ、ユウトとカラダを合わせねば、読み手にディックの本音が具体的に伝わってこないので、当て馬が魅力的に思えるのは仕方がないかもしれない。ただ、海千山千な教授にあれだけ迫られてるくせに袖にし続けるユウトを見ていると、よっぽどディックとは具合がいいのか、ヤツは上手いんだ、そっかそっか…などと思ってしまう。読み手としてそれでいいのかはよくわからないが、とりあえずディックに関しても次巻での(そっち面以外の)さらなる魅力爆発&活躍を期待しよう。

    ちなみに、1巻の感想で「攻のキメ台詞が私にはなかなかクリーンヒットしない。ジョージ・クルーニーが云ったら、ピッタリくるような台詞が欲しい」と嘆いたのだが、この2巻ではなんと別の場所に見事クリーンヒット!

    「チーズピザを頼む。悪いがオリーブオイルを瓶ごとつけてくれ」

    コトの真っ最中に電話をし、「オイルをくれ」とルームサービスを要求するディック!

    そんなディックに対し、ユウトは――

    「本番の前に腹ごしらえ?」

    ………。
    英田兄貴とディック&ユウトには申し訳ないのだが、終電の中(乗客は私ひとり)、どうしてもこらえきれず大笑いてしまった。これはコントなのか?

    せっかく盛り上がっていたところに、オイルが届くまでインターミッションを強いられるのは興ざめだと思うのだが、どうだろう?…若ければアダルトな駆け引きなんて必要ない、俺たちにとってジョージ・クルーニーはオヤジだ、というところか。ただ個人的に、なにゆえチーズピザを選んだのかディックに訊きたい。オリーブオイルを丸ごと一瓶なら、チーズピザよりアンチョビピザのほうが自然である。ハナからピザが目的じゃないということを、読者とユウトに知らしめたかったのか。云われなくても、日ごろからオリーブオイルの別利用法ばかり読んでる腐女子は即理解できるだろう、でも当のユウトがあれじゃ…。

    キャラクターたちにとっては、ニッチもサッチもいかないデッドヒートな状況を見せる2巻。でも読んでるコッチとしてはなんだか楽しい展開になってきたので、最終巻となる3巻『DEADSHOT』に期待したいと思う。

    評価:★★★☆(頭の中はオリーブオイル色)
    好きか嫌いかは別として、王道なキャラ設定とエピソード展開で定番なのに相変わらず読ませるなあ。あと出てきていないのは媚薬くらいか。個人的には子供っぽいユウトが気になる。キャラ文庫の読者年齢層は若そうだから、それでいいのかも。ただ警察機構を嬉々として書く英田サキの魅力が、それで半減しなければいいけれど。

    この2巻目では気になるキャラとしてロブ(教授)が登場。なんつーか、もう登場した時点でフラれるのが決定的だとわかるとゆーか、別所哲也かジェイムズ・マーズデンかという当て馬ぶりを好演しているだけに、主人公カップルより幸せになって欲しい、とつい思ってしまう。

    ZERO STARS … 論外/問題外作
    ★ … お好きな人はどうぞ。
    ★★ … つまらない。
    ★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
    ★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
    ★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。

    「オススメ作品」は基本的に★★★☆以上。
    「絶対オススメしておきたい作品」には@RECOMMEND@マークがつきます。
    性格上の理由から、★評価は厳しくなりがちなので、★5つ作品はあまり出ないと思います。


    *2007年6月24日に書いた感想を加筆修正

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    秋林 瑞佳

    Author:秋林 瑞佳
    「あきりん・みずか」と読みます。
    (BLCD感想はジョセフィーヌ秋太夫が担当)

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