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    BL小説MYベスト10作品 2011

    …とゆーわけで、「BL小説MYベスト10作品 2011」です。

    2011年に発行・販売された(復刊は対象外)BL小説の中で、「これ、大ツボ!面白かったなあ〜♪」と思った作品を挙げてみようという、いわゆる「私のベスト10」企画モノです。

    昨年何作品読んだか、まったくカウントしてない…とゆーか、基本的にするタイプの人間ではナイため、その数は把握しきれてません。手に取ったタイトルは大変少ないと思います。でも数を把握しきれてない、少なかったぶん、面白かったと思える作品が浮かび上がってくるもので、私はそれで充分満足しております(…と、コミック部門発表のときと同じ前書きを、いちおう書いてみる)。

    では、いってみましょー!

    ■1位
    アクアリウムの中の恋 (ビーボーイノベルズ)アクアリウムの中の恋 (ビーボーイノベルズ)
    (2011/05)
    吉田 ナツ

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    2011年の個人的収穫が吉田ナツさんだったので、これを1位に。この作品を読んだことのある方の中でも「いい作品だけど、ベスト1だと評価するほどじゃない」とおっしゃる方は多いんじゃないかと思います。正直いえば、私自身もこの作品より出来が良かったり面白かったりする作品は他にあると感じています。ただその…足りないものが多くても、私の心は完全に奪われてしまったのです。アクアリウムを眺めるふたりに介在する意識と身体の不均衡さの描写がとにかく素晴らしく、読み終えた後、ゆっくりと静かに感動が訪れてきます。意識や身体が子どもから大人へ変わっていく時期は誰にでもありますが、その過程は人生において劇的でファンファーレが鳴り響くような華やかさがあったでしょうか?…必ずしもそうではない、いつの間にか階段を上っていて「あ、これかも?」と気付く――そんな感じだったように思えます。ある程度上ってしまった自分だからこそ、下のほうでバランス崩しているふたりが愛しく感じたのかもしれません。また時間は淡々と流れていくのに、描かれる心情は内なる情熱を孕んでいて実にドラマティック、ラブシーンは品のあるエロティシズムに溢れていました。あくまでも「エロティシズム」であり、「エロい」「いやらしい」という言葉は使いたくありません。

    以上の私の見解を踏まえて「好みかも?」と興味を持ち、あらすじを読んで「これは地雷ではないな」と確認された方は、ぜひご一読ください。とても静かな作品なので、そういう方にのみオススメできます(感想は→こちら)。

    ■2位
    交渉人は愛される (SHYノベルス)交渉人は愛される (SHYノベルス)
    (2011/07/29)
    榎田 尤利

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    「出来が良かったり面白かったりする作品」の筆頭がこれ…ってか、同業者が読んだら「エダさん上手すぎてヘコむ」と云いそうです。ちなみに私は「洗練されすぎにもホドがある!」と云いたくなります(だから2位)。

    なんでも論破できそう解決できそうな芽吹なのに、いいヤツすぎてドタバタやってるというか…もしかしたらキヨのほうが有能かもしれないけれど、下町人情べらんめえ(でもヘタレ気味)男でなかったら完全無欠のエリート弁護士やってるだろうし、そんな芽吹だからこそこのシリーズが面白いわけであって、主人公を「交渉人」に据えた理由がよくわかるなあと思いました。芽吹みたいな性格だと疲れるだろうなー、だから相手が兵頭でちょうどいいや、とも。

    ピリオドはいったん打たれましたが、「帰ってきた交渉人」ベタな続編を待ってます☆

    ■3位
    薔薇の守護 (SHYノベルス278)薔薇の守護 (SHYノベルス278)
    (2011/12/24)
    夜光 花

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    薔薇の大風呂敷を広げて5冊目…竹内まりや状態が続くも、さて?

    いいペースで発売しているし、ストーリーに緩急はあるし、キャラの描き分けは最高だし、敵愾心メラメラな三角関係になりながら三人ご一緒で~という夜光作品らしさもしっかりある。いい感じ。あと問題の挿絵は…今の奈良画伯の絵ならこのシリーズが最も映えるでしょうから、もはや見守るだけです。

    ■4位
    深呼吸 (ビーボーイノベルズ)深呼吸 (ビーボーイノベルズ)
    (2011/11)
    木原 音瀬

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    どんだけ痛いかと身構えて読み出したのに「俺流で生きてきた男が初めて恋に落ち、その気持ちを悟る」までを描いた、よくある設定によくある普遍的な内容の作品でした。ただ終わり方や主人公に恥ずかしい思いをさせるあたりがなんとも意地悪で。「ああ、コノハーラだなあ(わはは♪)」。読み手は誰もが主人公が恋をしているとわかってるだろうけど主人公にとってはそうでもなく、ようやっと自覚したら…というその瞬間が最大の読みどころかなと思います。恋をしているときは相手によりよく見せようと努力しますが、そのほとんどが失敗、後悔したり恥ずかしくなったりするものです。木原作品はその描写が秀逸で、一緒になってうんうんと共感したり、ついプっと笑ってしまったり、なんだコイツ?とムっとしたり…どの作品も読ませるなあと感じ入ります。

    話に普遍性を強く感じたのは、あじみねさんという絵師効果もあると思います。適度に落ちついていてリアル、言葉は悪いけど新しさやイマドキさがない――その可もなく不可もなく具合(ホメてます)が、内容とマッチしていてさらに和らいだ感じになったのではないでしょうか?

    ■5位
    シュガーギルド (ディアプラス文庫)シュガーギルド (ディアプラス文庫)
    (2011/10/08)
    一穂 ミチ

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    このお話のキャラクターが一穂作品の中でもっとも好きです。一穂さん、いっそのことホリーノベルスあたりの読者層を意識して、こういう感じの作品を書いたらどうでしょう?…もうそろそろ新しい読者を求めて欲しい、デビューから見守ってきた一読者として真剣に願っています(感想は→こちら)。

    ■6位
    造花の解体 (Holly NOVELS)造花の解体 (Holly NOVELS)
    (2011/09/17)
    西条 公威

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    今の私が『孕み猫』読んでもアウト!なのは間違いないでしょうし、いまだトラウマを抱えてたりしますが、そうきたか、だったら参ったなあ…ということで6位。BL界における「アングラ」という言葉は西条さんのためにあるというか、もう代名詞的存在かつ伝説の人なので、よく陽の当たる世界に帰ってきたなあ…あれからもう10年くらい経つのかと、遠い目にもなってしまいました。三島由紀夫の本名(公威)をPNに持つアングラ作家の新刊がホリーから出るか、そうだよね、このレーベルくらいしかないでしょうよ…。

    表題作はスペル・イー・エスシリーズ。アングラ写真家の話で、彼のまわりにさまざまな人物たちが現れます。すさまじい形の愛をさらっと見せつけていくので、読んでいると「彼らは狂ってる!」と思うのですが、その愛は同時にとても純なものといえ、どこか羨ましかったりします。それをエスはなんら変わらず受け止め、平常心で見つめている――「西条作品と読むと心が浄化される」と一部の人に云われる所以はそこにあると思います。

    表題作を読んでも古さはありません。作品に時間や時代という概念が感じられないからです。時を止めたようにずっとこのままの世界だろなあ、それで正解なんだよね、という感じ。そして漂う不思議な無国籍感。海外SF小説を読む方なら、どちらもご理解頂けるかと。短編「愛されたい。ただ、愛されたい」は、愛を求めて心が張り裂けそうになる、そんな叫びが聞こえてきます。単色ではなくグラデーションでいたい、その気持ち――私も年齢を重ねてきた身なのでよくわかります。あの頃と一緒ではない今の自分、そんな簡単に「なになに色」と云えるような色じゃないですよ、たしかにその通り。

    私はファンではないし、次回作を読むかどうかはわからないけれど…こういう作品を書いてくる真の意味でのアングラ作家を否定したくありません。待ってた人だって確実に存在すると思います。ただし、興味本位で読むならそのグロさとエグさだけで痛恨のトラウマを食らうかもしれません、と脅しておきます。グロの向こう側には清冽な愛があると感じられる人向けです。

    ■7~10位
    該当なし。


    ■総括&「2011年のコレ!」
    2011年はそうですね…あんまり読みたいと思う作品がなく、手に取った数も比例して減りました。なので上記6冊以外で「これは!」と思える作品がなく、10位まで書けませんでした。

    個人的に低調だった2011年でしたが、ホットだったのは凪良ゆうさん。
    大ブレイクの年だったのではないでしょうか?

    なので「コレ!」は――
    積木の恋 (プラチナ文庫)積木の恋 (プラチナ文庫)
    (2011/10/11)
    凪良 ゆう

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    私は…作品を深く語れないのです(いちおう読んでいます)、すみません。

    2012年はどの作家がブレイクするでしょうか?…楽しみにしたいと思います。

    ――以上、「BL小説MYベスト10作品 2011」でした♪
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    プロフィール

    秋林 瑞佳

    Author:秋林 瑞佳
    「あきりん・みずか」と読みます。
    (BLCD感想はジョセフィーヌ秋太夫が担当)

    風来のネットサーファーにして、
    ハンパない映画ギーク。
    そしてなにかと悩める電脳仔羊。

    気の向くまま、
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