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    BL小説挿絵グランプリ 2008

    …とゆーわけで、「BL小説挿絵グランプリ 2008年」です。

    2008年に発行・販売されたBL小説の中で、この挿絵がよかった、あの作品のあれがすんごかった、そんなご無体な、このイラストレーターは素晴らしい活躍だった…などなど、挿絵および絵師の動向・活躍ぶりをチェック、秋林が勝手に賞を決めてしまうというこの企画、基本趣旨は「BL小説における挿絵の重要性を語り、小説の世界を壊すことなくピッタリ仕上げ、かつ個性を出してくる絵師さんを褒めよう!」というものです。

    では、いってみましょー!

    ■グランプリ作品/絵師
    龍の求愛、Dr.の奇襲 (講談社X文庫―ホワイトハート)龍の求愛、Dr.の奇襲 (講談社X文庫―ホワイトハート)
    (2008/08/01)
    樹生 かなめ (挿絵:奈良 千春)

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    奈良画伯の素晴らしさ。それは「…レジに持っていけない…」と腐女子をオロオロさせるような無体絵を、「どうだー!これでもかー!ばばばばーん!」と描き切るそのクールなエロっぷりが、なによりも誰よりもスゴイからというよりは――圧倒的な画力、レーベルおよび小説イメージを見事に掴んでピタリと合わせるそのセンスが群を抜いてるからだと思います。

    売れっ子絵師さんなのでいろんな作品に絵付けされていますが、2008年の作品で私がイチオシなのは、講談社ホワイトハートから出ている樹生かなめさんの『龍&Dr.』シリーズ。中でも、この『求愛、奇襲』がすんごくいい。このシリーズの新刊が出るたび思うのは、表紙だけでその巻の清和と氷川の関係がよくわかるということ。「デジタルゴージャス時代」に突入したときの画伯でも、このシリーズの表紙背景は(他の作品に比べると)あまりゴチャついてなかったです。たぶん、そんな必要がないからでしょう。

    その場面つかみの上手さ。
    BLとして微妙な位置にあるホワイトハートに合わせた適度なエロ。
    キャラクター描き分けの確かさ。

    なんて素晴らしい!…もちろんダークなラヴァーズ文庫でもそのつかみは上々で――

    愛炎の檻 (ラヴァーズ文庫) (ラヴァーズ文庫)愛炎の檻 (ラヴァーズ文庫) (ラヴァーズ文庫)
    (2008/07/25)
    著・バーバラ 片桐画・奈良 千春

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    画伯のラヴァーズ文庫作品は内容が「……」といっていいものが多いぶん、表紙が必要以上にゴージャス、まるでそれが画伯に課せられた使命かのようです。

    画伯、今年も頑張って下さい!…秋林、心底、画伯のファンですから!
    (「勝手に奈良画伯ヒストリー」は後日加筆して再アップの予定)

    ■筆力に殺されなかった作品/絵師
    吸血鬼と愉快な仲間たち Vol.3 (Holly NOVELS) (ホリーノベルズ)吸血鬼と愉快な仲間たち Vol.3 (Holly NOVELS) (ホリーノベルズ)
    (2008/10/29)
    木原 音瀬 (挿絵:下村 富美)

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    いろいろご意見はあると思うのですが、木原音瀬さんはそのなんていうのかな…独自のコノハラワールドを築き上げている筆力のある作家なので、イメージに合う/合わないというより、挿絵自体が邪魔に感じるときがあります。今年はそういう挿絵を邪魔に感じる作品はあまりなかったのですが、中でも筆力に殺されてなかったといえる作品が、『美しいこと』と『吸血鬼と愉快な仲間たち』。どちらが絵師の個性を活かせているかとなれば、やっぱり下村さんだなと思い、後者を選択しました。素敵ですよね♪

    ■設定に負けずにチャレンジしてきた作品/絵師
    獣の妻乞い (リンクスロマンス)獣の妻乞い (リンクスロマンス)
    (2008/01)
    沙野 風結子 (挿絵:実相寺 紫子)

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    獣*モノだけど純愛という、2008年明けて早々ビックリさせられた沙野さんの作品。リンクス(幻冬舎)よくオッケー出したなと思ったけれど、それ以上に感心したのが絵師の実相寺さん。まったく逃げずにそのシーンを描き切ったんだから、スゴイです。もともと「沙野&奈良」より「沙野&実相寺」のほうが相性がいいと思ってはいましたが、この作品でそれを確信致しました。カラー口絵は必見。

    ■表紙カラーイラストが上手い作品/絵師
    幸村殿、艶にて候3 (キャラ文庫)幸村殿、艶にて候3 (キャラ文庫)
    (2008/06/25)
    秋月 こお (挿絵:九號)

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    秋月こおさんの時代モノ。面白いです。九號さんはルチル系でよくお見かけする絵師さんで、表紙カラー絵が一枚絵として出来上がっているタイプ。表紙構図と配色がどの作品も上手く、とても映えます。ただ、カラーと白黒描線の挿絵にややギャップがあり、カラーの印象で中の挿絵を見ると、「あれ?イメージが違う?」と感じる方は少なくないと思います。このシリーズは、どのキャラも立っており、ストーリーもサクサクっと軽快に進むため、カラーに比べればちょっと拙い(失礼!)印象な白黒挿絵のほうが、逆に躍動感があっていいのかもしれません。今後に期待。

    ■ジャンルホッパーでもコレが一番だろう作品/絵師
    ウミノツキ (新書館ディアプラス文庫)ウミノツキ (新書館ディアプラス文庫)
    (2008/03/10)
    いつき 朔夜 (挿絵:佐々木 久美子)

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    2008年、もっとも活躍した絵師のひとりである佐々木久美子さん。橘紅緒さんから沙野風結子さんまで、麻雀モノから時代モノまでと、手がけた作家・作品もかなり幅広く、ジャンルホッパーな活躍ぶりでしたが、この青春マリンブルー作品が一番合ってたように思います。ヤクザや刑事モノは向いてないと思うんだけどな…。

    ■よく引っ張ってきた作品/絵師
    死ぬまで純愛 (KAREN文庫Mシリーズ)死ぬまで純愛 (KAREN文庫Mシリーズ)
    (2008/03)
    鹿住 槇

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    読み手を選ぶレーベル(KAREN文庫Mシリーズ)なので、あまり知られていないかもしれません。津寺さんは昔秋田書店系で活躍されて、現在はハーレクイン系の作品を手がけておられます。姫系でもBLっぽい方はおられますが、「少女マンガの王道」な絵柄の津寺さんがBL小説の挿絵をお描きになるとは思ってなかったー!…この『死ぬまで純愛』は昔の少女マンガ風の作品なので、本当にピッタリでした☆

    ■秋林要チェック絵師2009
    青の疑惑 (キャラ文庫)青の疑惑 (キャラ文庫)
    (2007/11/27)
    水原 とほる (挿絵:彩)

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    烈火の契り (キャラ文庫 し 2-11) 烈火の契り (キャラ文庫 し 2-11)
    (2007/06/23)
    秀 香穂里 (挿絵:彩)

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    2009年、私が注目している絵師さんは彩さんです。絵は似てないんだけども、カテゴリ的には茶屋町勝呂さん、槇えびしさん、えすとえむさん系――つまり確固たる自分の世界を持っておられる/構築されているタイプの絵師さんです。こういう方は少ないので、要チェック!

    以上、カテゴリ別で、作品および絵師さんを選んでみました。

    2008年に活躍、あるいはブレイクした絵師さんとして思い浮かぶのは、奈良千春さん・佐々木久美子さん・高階佑さん・麻生海さん・蓮川愛さん ・水名瀬雅良さんかな?…中でも佐々木さんと水名瀬さんは、本当によく見かけたと思います。逆にパタっと見かけなくなったのは、北畠あけ乃さん。お休みされてるのかな…。

    さて。2009年はどんな絵師さんが現れ、ブレイクするでしょうか?
    これから楽しみです♪

    *2009年1月9日に書いたテキストを一部加筆修正
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    プロフィール

    秋林 瑞佳

    Author:秋林 瑞佳
    「あきりん・みずか」と読みます。
    (BLCD感想はジョセフィーヌ秋太夫が担当)

    風来のネットサーファーにして、
    ハンパない映画ギーク。
    そしてなにかと悩める電脳仔羊。

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