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    雲田はるこ 「Be here to love me」 / もろづみすみとも「劫の河」 / えすとえむ「Khaa Thoong」 / 草間さかえ「恐怖!カッパ沼」 『ダメBL』 ブックマン社 2011年

    ダメBLダメBL
    (2011/11/25)
    雲田はるこ、もろづみすみとも、えすとえむ他

    商品詳細を見る

    ■「Be here to love me」雲田はるこ
    足フェチである主人公は、女性の足画像ばかりのブログ「うらえり」の更新を毎日楽しみにしている。美脚の持ち主はブログ主「うらえり」と思われ、主人公は彼女を女神を崇めていた。ところがある日、その「うらえり」が会社の後輩(男)であると判明し――という足フェチリーマンもの。

    評価:(個人的にダメだとは思わない)
    好み:(足フェチぶりに大笑い☆)
    足フェチ+女体BL。フェチなら太田出版「エロf」やリブレ「フェチ特集」あたりが得意そう、私もいろいろそれなりに読んできたので、そんなダメな表現だとは思わないんだけど…なんでこれがダメなの?…う~む…フェチうんぬんより、受が女性っぽいのがダメなのかもなあ。主人公の攻は受を女のように見ているし、受のルックスや計算高さに相当な女っぽさを感じる(でも女装好き・オカマ・男の娘ではない)。そのせいか、ふたりがねんごろになっても「ストレートの男が男が好きになったよ」「男だから好きになった」というBLファンタジー色があまり感じられない。足フェチぶりを披露するシーンではゲラゲラ笑ったし、ラブシーンもエロくって楽しく読めたし、個人的には収録作品中でもっとも好きだけど――BLとして読んだとき、付いて回る女っぽさがダメ、あるいは男である必要性が足りないからダメ、という人はけっこういそうですね。

    次!

    ■「劫の河」もろづみすみとも
    昔昔の日本。ある村に顔に大きなアザを持つ青年が流れ着いた。村人たちは「呪われ人」と忌み嫌うが、若き村長は青年と心通わせていた。だが村長はそんなふたりを快く思っておらず――という時代背景はよくわからない(古墳時代くらいと思われる)格差ラブもの。

    評価:(コミックとしても弱いかな…)
    好み:(タイトルは「こうのかわ」と読むのでしょうか?)
    古墳BL。本作を読んでいて、いまさらながらBLでは時代物があまり多くないことに気がついた。歴史小説界では人気の戦国時代も、BLではほとんど見かけない。もっとも古くて平安時代くらい、古墳時代なんて聞いたことないやー!ということで、時代設定がダメなの?と思って読み進めていったのだけど――受・攻の間に格差と障害があって恋がなかなか成就しない→燃え上がる恋の炎→最大の試練→乗り越えて結ばれるか?→現代になって発掘調査隊がふたりの最期を知る…という悲恋にしたかったのだろうなと推測したものの、「攻が村で差別される」「受の村長としての成長」といった話が同時進行しているため、まずどうにもこうにもロマンスが足りない。その状態で急に現代に入ったもんだから、ふたりが最期がどんなに切なくても「え??そうだったの」という気にしかならない。唐突過ぎ。描きたかったのは「発見した発掘調査隊が思うよりも、ずっとこのふたりにはドラマがあったのだよ」なんだろうなあ。残念。時代は古墳時代だろうけど、その時代らしさが髪型くらいでしかわからないというのも残念。ロマンス抜きの友情モノにしたほうが頁に収まりそう、ならばBL誌より一般誌(だけどマイナー誌)向け…ということでダメBLかなと。

    次!

    ■「Khaa Thoong」えすとえむ
    ムエタイで無敵を誇っていたカー。だが強すぎるがゆえに対戦カードはなかなか組まれず、賭けの対象にもならなかった。やがて金のために八百長を余儀なくされてしまうが、カーの本当の実力を知るファーローンが対戦を挑んできて――というタイのムエタイ選手を描いた作品。

    評価:(これがムエタイではなく、セパタクローとかだったらだったかも)
    好み:(やはり「えすとえむ巧し」ということで)
    ムエタイBL。比較的わかりやすいダメというか、外国モノで格闘モノ、しかもムエタイって…BLで取り上げるにはハードルが…ものすごく高くはないとしても決して低くはないよなあ。実際に読んでみると、舞台をタイに主人公をムエタイ選手にしているだけ、アーティスティックな画作りや間で察することが出来るキャラの心理状態など、いつもと変わらないえすとえむの良さがある作品で、「どこがダメなんだろう?」と思う。ただ、ラブよりムエタイ重視の話なので、受・攻の関係はBL的というよりもニア的なものを感じるし、ラブシーンもない。まあもとよりBLらしいBLを描く作家じゃないから、BL読者の間でも好みが分かれてきたし、一般誌でも活躍できそうなタイプなので、そういう作家がBLで「東南アジア&格闘技でもマイナーなムエタイ」を描いてきたことがダメなのかなあと。

    次!

    ■「恐怖!カッパ沼」草間さかえ
    エッセイ(2頁)。AとBの少年の話。

    評価:(カッパ…カッパねえ…)
    好み:(バット振れず、見逃し三振)
    カッパBL。草間さんがまた球筋のわからない魔球を投げてきた…。エッセイなんだけど、これに似たネタ、草間さんの作品で今年読んだような気がする。夏だったか。いやその…カッパは出てこなかったけど。

    どこにもない国 (EDGE COMIX)どこにもない国 (EDGE COMIX)
    (2011/09/24)
    草間 さかえ

    商品詳細を見る

    草間さんのエッセイ目当てで『ダメBL』を買おうとされている方。
    …たった2頁でカッパですから。よく考えてくださいね。ご参考まで。

    次!

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    プロフィール

    秋林 瑞佳

    Author:秋林 瑞佳
    「あきりん・みずか」と読みます。
    (BLCD感想はジョセフィーヌ秋太夫が担当)

    風来のネットサーファーにして、
    ハンパない映画ギーク。
    そしてなにかと悩める電脳仔羊。

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