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    栗城 偲×花村イチカ 「風紀、乱すべからず。」 / 鳥谷しず×山本ゆり 「ORANGE JELLY」 『ももいろヘヴン』 新書館 2011年

    ももいろヘヴンももいろヘヴン
    (2011/08/09)
    砂原 糖子、渡海 奈穂 他

    商品詳細を見る

    ■栗城 偲×花村イチカ「風紀、乱すべからず。」
    ある日の生徒会室。行為の真っ最中であるカップルを目撃した小太郎は、学校のしかも生徒会室という信じられない場所で男同士がセックスしていること、そしてそのうちのひとりである会長が大好きな実兄であることに大ショックを受ける。そのままふたりの秘め事を覗き続ける小太郎だったが、風紀委員長・郷家に気づかれてしまう。「会長が副会長と付き合っていてショックか、だったら俺にしとけ」と云うや、郷家は小太郎を押し倒して―という、学校の生徒会室で二組が同時にくんづほぐれつになる、とっても淫靡な生徒会モノ。

    会長と小太郎の仲がよいのは、実の兄弟だから。ところがその事実は公表されていない。そのため、会長が好きな副会長は「会長は小太郎が好き」、小太郎が好きな郷家は「小太郎は会長が好き」と大きな誤解をしている。会長カップルは、その誤解が原因で痴話喧嘩をしつつセックスに興じており、そんな甘いふたりの隣にいるため、郷家は小太郎に対して快楽重視な抱き方をしている。郷家と小太郎のほほ笑ましい日常エピソードがコトの前にちゃんと挿入されているので、郷家の行為がどんなに強引でも「ヒドイ!」と思わせる節はほとんど感じられない。そこに栗城さんの上手さを感じた。学校という日常的な場所で秘め事をするというギャップ、覗きという背徳感に満ちた行為、二組が同時にクライマックス、そしてあれだけやらしいことをしたのに、あっけらかーんと明るくハッピーに迎えるラスト…など、アンソロジー掲載作の中で、もっとも淫靡なのにもっともアッサリしているその落差がとても楽しい。兄カップルがいい、いや小太郎カップルのほうがいい――好みはどちらにせよ、二度美味しく頂ける作品。ただ高1にしては子どもっぽすぎる/女の子っぽすぎるキャラの小太郎は、好みがわかれるかも。

    絵師の花村さん。絵柄がとっても少女フレンド系なので、作品を見かけるたびに「あの…ジャンル間違ってません?大丈夫ですか?」と、つい心配になってしまう。

    評価:★★★★(相対的にはこの評価)
    好み:★★★(淫靡なのは大歓迎だけど、昭和という雰囲気が漂うのがどうにも…)

    BLにおける生徒会モノって「テンプレでヨシ!」なんだろうなあ。でも私には古く感じられる(JUNEという意味ではなく)。

    ■脳内ボイスキャスト
    受(小太郎):やんちゃで兄思いの男の子!…なら、梶さん?
    攻(郷家):厳しくても優しさがにじみ出ているいい男…なら、間島さん?

    とゆーわけで、間島×梶。

    次!

    ■鳥谷しず×山本ゆり「ORANGE JELLY」
    就業時間をとっくに過ぎたオフィス。手痛いミスで残業をひとり余儀なくされた牧瀬の前に、同期入社の荏ノ花が手伝いに現れる。荏ノ花が好きな牧瀬は内心喜ぶものの、この思いは決して荏ノ花に通じないだろうと諦めていた。ところが、荏ノ花は「お前、俺のことが好きだろう?俺もお前が好きだ」と告白。そのままふたりは荏ノ花のマンションへと向かい、荏ノ花は「ネコはやらない」と宣言、牧瀬は抱かれることに。そしてコトの真っ最中、荏ノ花は牧瀬の局部にオレンジゼリーを入れて――という、使うものは美味しいゼリーであらいやん☆な同期リーマンもの。

    「報われないだろうから心に秘めておこう。でも彼の傍にいるくらいいいだろう?」と、片思いを決め込んだ主人公のせつない恋が成就する話は王道リーマンそのもの。とっつきやすい内容に読みやすい文体だったので、スラスラ〜と読み終えた。そんなゼリーをそんな風に入れたら浣*と一緒、即トイレにGOだよね…と興ざめなことを思いつつも、リーマン好きな人には安心して読める内容だと思う。ただ、可もなく不可もなくな出来がどーにも地味で、エロ場面でなにか他のサプライズを用意してくれてたら、もっと面白くなったのになあ。エロ特化なアンソロジーに載るには、ちょっとパンチ不足に感じる1本。

    評価:★★★☆(フツーですね)
    好み:★★★(KO狙うくらいの必殺パンチが欲しいなあ)

    鳥谷さんの作品、初読み。そっか…鳥谷さんは受の喘ぎを「あん!」と書く人だったのか…。

    ■脳内ボイスキャスト
    受:気持ちを隠そうとしても攻を目で追っちゃう正直者…なら、鈴木千さん?
    攻:仕事ができていいヤツ、とにかく王道リーマン攻なら…たまには小野さん、どうだろう?

    とゆーわけで、小野×鈴木千。

    終わったーー! エイドリアーン!

    …でも総括あります。次のテキストで。あともうちょっと…

    *2011年8月24日に書いた感想をそのまま転記

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    秋林 瑞佳

    Author:秋林 瑞佳
    「あきりん・みずか」と読みます。
    (BLCD感想はジョセフィーヌ秋太夫が担当)

    風来のネットサーファーにして、
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