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    ウェルカム!新人さん 2011

    ■【小説部門】期待の新星2011
    なんか、淫魔に憑かれちゃったんですけど (二見書房 シャレード文庫)なんか、淫魔に憑かれちゃったんですけど (二見書房 シャレード文庫)
    (2011/03/23)
    松雪 奈々

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    タイトルがコレで反則気味とはいえ(わははー☆)、設定がキワモノっぽく見えて実は定番のノリがあり、「3日にあげず同性と性行為に及ばなければ、死んでしまう」という実にBL的な(嬉しい)バカバカしさに感動しました。個性的な作家か?と訊かれればさほどそうは思わないと現時点では回答しますが、とても読みやすかったし、デビュー作でゲラゲラと笑わせてくれたことがなにより素晴らしい!ということで、松雪奈々さんを2011年の新星に。

    その他、宮緒葵さん(『堕つればもろとも』)、橘りたかさん(『そして世界は色づいた 』)、夏乃穂足さん(『ブルームーン、ブルー 』)、初津輪さん(『きみが教えてくれた』)、野坂花流さん(『親友以上』)、ひのもとうみさん(『遠くにいる人』)、高原いちかさん(『旗と翼』)、さとみちるさん(『日月星、それからふたり』)…以上の方々の作品を読みました(思い出せる限り)。

    個性面でピカイチだったのは宮緒さん。荒削りだけど、読んで欲しいという気持ちがビシバシ伝わってきました。ただ「なぜ時が戻ったのか?」の謎を端折ってのエンドがいかにも「キャラ優先だから」というエクスキューズに思えて構成力に欠けたこと、弁士風な地の文に色気がないことが気になります。3冊目以降、著作を手に取ることはあまりないかな。ひのもとさんは、「こういう内容と心理描写が今好まれている」という旬の作品を書いてきた作家という感じ。路線的には凪良ゆうさんや西江彩夏さんタイプだと思うので、このままいけば高値安定株作家になりそう。個人的には…好みの設定の作品を書いてくれば、今後の著作も手に取るかもしれないかな、という感じです。

    新人発掘レーベル別総評として、シャレードは面白い新人を出してきたな、SHYは新人さんの「2冊目」を出すことにようやく本腰を入れたか、リブレは萌え重視はいいんだけど基礎力が欲しい、ディアプラスは低調だったなー…というところです。

    さて2012年はどうなるでしょう?

    ■【コミック部門】期待の新星2011
    カラダめあてで悪いか (ミリオンコミックス/Hertzシリーズ100)カラダめあてで悪いか (ミリオンコミックス/Hertzシリーズ100)
    (2011/06/30)
    湖水 きよ

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    2011年は2010年とは逆に、コミックのほうが「この人!」という新人さんが現れなかったなという印象を受けたのは、私のアンテナ張り不足だったように思えます。反省。

    そんな中で、2011年の新星に選んだのは湖水きよさん。
    (感想は→こちら

    表紙や絵柄からオシャレスノッブ系に思われそうな感じではありますが、意外や読みやすいです。例えて云うなら話は「スッキリとしたえすとえむさん」という雰囲気があり、絵は「『sweet pool』を描くと映えそう」。内容的にBLメインストリームとはいえないので、評価も好みも分かれると思います。ただ2冊目以降も期待できる新人さんだと私は感じました。

    2012年はコミックの新人さんを大いに期待したいと思います。
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    ウェルカム!新人さん 2010

    …というわけで、新人さん2010総括です。

    ■【小説部門】期待の新星2010
    該当者ナシ。

    奈良画伯の絵がついた四ノ宮慶さんから、有望な作家が出てくる印象のあるディアプラスよりデビューの夕映月子さんまで、昨年もまるまる1年、新人さんの作品はいろいろ読みました…が。う〜ん。私のほうがついていけなくなっちゃって、なっかなか共感しづらくなってきただよ、という感じ。途中まで読んで数日後にザセツすることも多く、世代のギャップを痛感。今までそんなの感じたことなかったのに、昨年はどーんと山のごとく存在した。設定年齢通りのキャラクター書けてる人が少ないように思えたし、展開が性急だったり、似たり寄ったりの内容だったりでキラリ☆と輝く星は見えなかった。あと「自分と呼吸の合わない文章を書く人」が多くなってつらかった…これも世代によるのかもしれないなと。私の中で「新人さん発掘」は、「2〜3年後どう化けるか期待」にシフトしていくのかもしれない。

    「100人いれば1000通りの萌え」と云われるジャンルだけに、たぶん多くの人が自分の好みを見つけることに苦労している状態だと思う。書評を参考にするか、直感に頼るか。新人さんに期待していくか、手堅い作家を選ぶことに専念するか。このまま新人作品との世代ギャップに悩むことが多くなっていくのならば、私はどんどん本が買えなくなっていくだろうな…。

    デビューして5冊以上出してくれて、なおかつコンスタントに面白い作品を書いてくれる作家を生み出していると思うレーベルは、花丸とディアプラス、リブレあたり?…昔はシャレードが一番だと思ったけれど、作品の続かない人がここしばらく目立つような気がする。続かないといえばSHY。ここも個性的な新人が多かったのに、豪華な絵師がついて1作で終わり、という感じ。むう。

    ■【コミック部門】期待の新星2010
    嘘つきは紳士のはじまり (EDGE COMIX)嘘つきは紳士のはじまり (EDGE COMIX)
    (2010/07/23)
    松尾 マアタ

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    僕の先輩 (ミリオンコミックス  CRAFT SERIES 40)僕の先輩 (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 40)
    (2010/10/16)
    羽生山 へび子

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    どちらにしようか心底悩んだけれど「別にひとりにしなくても?」と気づき、この2作家を2010年ピカイチ新人に。

    レーベルで挙げるなら、2010年はとにかく大洋図書のコミックが個人的に面白く、ハズレが少なかった。作画能力が高い作家が多いし、なんといっても個性がある。新人さんもしかりで、羽生山へび子さんをホントよく見つけてきたよ!…泣かせるより笑わせるほうが圧倒的に難しいのに、↑この作品読んで何度笑ったか。とっても楽しいー♪…そして個性といえば、お洒落系という印象の茜新社から松尾マアタさんを。私はこのスノッブすれすれの雰囲気が好き。外国の舞台設定にもニヤリとさせられた(なんでニューイングランド地方を選んだのか、気持ちがよくわかる!)。外国モノは、この松尾さんか車折まゆさんに描いて欲しいなー。

    以上、「2010年の新人さん」でした♪

    *2011年1月4日に書いたテキストを一部加筆修正

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    ウェルカム!新人さん 2009

    …というわけで、新人さん2009総括です。

    毎月1〜2冊ほど新人作家の作品をコツコツ読んで参りましたが、コミックにそそられた作品が多かった昨年に対し(小椋ムク・ヨネダコウ・麻生ミツ晃・小石川あお…など、新人さん豊作の年だったから)、今年はノベルのほうが多かったです。といっても、「BL小説界に大注目新人が出現した!」とまでは感じなかったとゆーか、昨年の一穂ミチさんのような話題になった方はいらっしゃらずで、結果的に「2009年は新人さんよりベテランの年だったかな?」という印象を持ちました。そんな中で秋林が選んだ「2009年 期待の新星」は、以下のおふたり。

    ■【小説部門】期待の新星2009 
    コイビト恋人変人 (SHYノベルズ)コイビト恋人変人 (SHYノベルズ)
    (2009/06/27)
    鳥丸 チイコ

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    世の腐系のみなさんの萌えはさまざまだけど、「大阪弁一人称、しかも主人公はヤンキー高校生」とは、これまた狭いところをついてきたなあ、ある意味ギャンブルといえるだろう勝負作をデビュー作にもってくるだなんてスゴイなあ…と、逆に深く感心させられてしまった鳥丸さんを「2009年の新星」に。

    SHYとシャレードから出てくる新人さんは、他のレーベルに比べて個性や実力がある方が多いと私は思っております。その中でも、久しぶりに個性的な人が出てきたなあという感じ。正直云うと私め、ヤンキーにはまったく興味がありません。当へっぽこブログにレギュラーアクセスして下さる方なら、私が「個性」を評価しがちなタイプであるとご存知でいらっしゃるはず。なので、こういう面白いことをデビュー作でしてくる人にはやはりそそられます。実際に読んでみると、荒削りだなあとか、もうちょっとキャラを活かせられたらなあとか、気になるところは多々あるのですが、裏返せば「次回作ではどうなるかな?」と期待に変わる要素でもあるので、2010年に出る(と信じている)次回作に注目したいと思います。

    ■【コミック部門】期待の新星2009
    へび苺の缶詰 (Feelコミックス)へび苺の缶詰 (Feelコミックス)
    (2009/06/08)
    河内 遥

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    BL系ではマニアの部類に入りそうな「エロf」で、メジャー系では「コーラス」でその著作が載っているという、実に興味深い活躍をされている河内遥さんを「2009年の新星」に。

    表題作「へび苺の缶詰」だけがBL作品、ほかは非BL系、しかもマイナー誌に載ってそうな内容です。なんで表題作だけがBLかというと、ソフトBLな読み切りを集めた別冊コーラス「女人禁制」に掲載された作品だからで、「なんだ、コーラスに載っていたならBLじゃないじゃん」と云われそうですが、「へび苺〜」の惹句にはBLと書かれていたし、どのBL作品よりも私は面白いと感じました。「別冊コーラス」に掲載された他の作品は、「BLっぽいもの」もしくは「逃げが最後に入って友情にプラス程度でオワリ」な内容が多かったのに、この「へび苺〜」だけはBLとして成立する作品だと感じましたし、「こんな方法があったか」と感動もしました。読み続けなければわからないふたりの関係、静かに訪れるせつない恋の甘さと別れ、ほんのり香り付けされたエロティシズム、4歳児の第三者的視点――素晴らしいと思いました。読む人をかなり選ぶと思いますが、「エロf」に載っている河内作品よりできればこの路線のBLを私はもっと読みたいです。

    ↓これも好き(BLではないです)。
    チルヒ 河内遙時代短編集チルヒ 河内遙時代短編集
    (2009/05/14)
    河内 遙

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    以上、「2009年の新人さん」でした♪

    *2009年12月31日に書いたテキストを一部加筆修正
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    ウェルカム!新人さん 2008

    …というわけで、新人さん2008総括です。

    2008年に単行本デビューした作家が何名いらっしゃるかはわからないのですが、月ごとに新人さんをチェック、1年間かけてそのデビュー作の感想を書いてまいりました(全部は書けなかったけど)。コミック・小説、できるだけ均等に取り上げようと思ったのに、以下のリストを見ると、コミックのほうが多くなってしまったようです。リストに載ってない新人さんの作品も読みましたが、とりあえず「新人さんリスト」は以下としておきます。5月は「別冊コーラス」となっていますが、「ソフトBLでお手並み拝見」という意味で入れました。

    ■新人作家リスト
    1月:【小説】山田たまき(『ゴールデン・アワーズ・ショウ』
    2月:【コミック】小石川あお(『それは食べてはいけません。』【小説】藤代葎(『誘惑』)
    3月:【小説】波奈海月(『暁月のテロリスト』)
    4月:【コミック】彩景でりこ(『傷だらけの愛羅武勇』
    5月:【雑誌】別冊コーラスSpring「女人禁制」
    6月:【コミック】車折まゆ(「コル・レオニス―獅子の心臓―)
    7月:【小説】一穂ミチ(『雪よ林檎の香のごとく』)
    8月:【コミック】TATSUKI(『もしも願いが…』)
    9月:【コミック】小椋ムク(『ふるえる夜のひみつごと 』 )、ヨネダコウ(『どうしても触れたくない』)
    10月:【コミック】一ノ瀬ゆま (『答えはそこに海があるから 』)
    11月:【コミック】麻生ミツ晃(『スイートビターキャンディ』
    12月:【小説】オハル(『SH(シュガーハイ)』、桃田りう(『接吻契約』)

    小説系は比較的いろんなジャンルの作品を読んだと思うのですが、コミック系は自分の好みが強く出てしまいましたねー。

    ■【小説部門】期待の新星2008 
    雪よ林檎の香のごとく (新書館ディアプラス文庫)雪よ林檎の香のごとく (新書館ディアプラス文庫)
    (2008/07/10)
    一穂 ミチ

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    さほど好みではない「教師×高校生」な作品ではありましたが、美しくて透明感のある日本語の文章が丁寧に綴られていたこと、とにかくそれが素晴らしかったです。その昔に私自身も、歌集を持ち続けては口ずさんでいたくらい、北原白秋の「君かへす朝の敷石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ」が好きだったので、タイトルを見たときからヤラレター状態だったのかもしれません。最初は淡々としながら、クレッシェンドな盛り上がりを静かに見せていくストーリーがよかったです。デビュー作でこのレベルなら、2作目を期待する人は多いんじゃないでしょうか?ただ主人公の心情描写が素晴らしかったのに対し、先生の気持ちがちょっと…「あれ?先生も生徒が好きだったの?いつ?」と少々強引だった印象があるので、もう少し突っ込んで書いてほしかったかな。

    ■【コミック部門】期待の新星2008
    それは食べてはいけません。 (バーズコミックス ルチルコレクション)それは食べてはいけません。 (バーズコミックス ルチルコレクション)
    (2008/02)
    小石川 あお

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    云いたいことは感想で書いちゃったので割愛します。他のみなさんが絶賛するヨネダコウさんではなく、小石川さんを選ぶあたりが実に私らしいと思います。

    ■総括
    「なんかちょっと違うものを読んでみたいのよね」という人が多くなってきたのか、ここ近年のBL界の新人さんは、東京漫画社系の方に話題が集まっていたように思えます。でも2008年は、幻冬舎と大洋図書から出た新人さんが、奇をてらわない丁寧な作風でとても良かったな…という印象を受けました。そして小説よりコミックのほうが期待の新人さんが多かったですね。中で個人的に推したいのは、小石川あおさん・ヨネダコウさん・車折まゆさん・小椋ムクさん・麻生ミツ晃さん…かな?

    さて。2009年はどんな新人さんが現れるでしょうか?

    これから楽しみです♪

    *2009年1月2日に書いたテキストに一部加筆修正
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    プロフィール

    秋林 瑞佳

    Author:秋林 瑞佳
    「あきりん・みずか」と読みます。
    (BLCD感想はジョセフィーヌ秋太夫が担当)

    風来のネットサーファーにして、
    ハンパない映画ギーク。
    そしてなにかと悩める電脳仔羊。

    気の向くまま、
    ネット場末で人知れず更新中の、
    BL感想&レビューブログです。

    >>ネタバレ上等<<
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