スポンサーサイト

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。
    web拍手 by FC2

    英田サキ/山田ユギ 『たかが恋だろ』 大洋図書 2009年 … ユギだけど、ユギじゃない

    たかが恋だろ (ミリオンコミックス  Hertz Series 61)たかが恋だろ (ミリオンコミックス Hertz Series 61)
    (2009/07/03)
    英田 サキ山田 ユギ

    商品詳細を見る

    倉田泉巳は、ある朝、思いがけない男と再会を果たす。それは中学時代の親友であり、卒業式の日、理由も告げず自分を拒絶した男、高津戸真だ。なにごともなかったように振る舞う高津戸に、泉巳は戸惑いながらも嬉しくもあった。一方、義兄の椹木とは良好な関係を築きつつも微妙な緊張感を抱えていた。そんなある日、高津戸は椹木に嫉妬のようなものを見せるのだが…過去を抱えた大人たちの恋の物語登場!!


    >>ネタバレしてません<<

    原作が英田サキで作画が山田ユギという(さらに石原理の推薦オビまで付いている)、ビッグネームがふたり揃った作品なのでとりあえず食らいついてみたのだが、英田さんとユギさんの間に期待したほどのケミストリーは感じず、そこそこ面白い止まりだった――というのが正直な感想だったりする。

    このストーリーを英田サキの小説(挿絵:山田ユギ)として読んだならば、評価は★★★☆くらい、「ベタだけど面白いね、サクサク読めるし」という感想を持つと思う。でもユギさんとのコラボマンガとなれば、そうはいかない。なぜなら多くの読者が「英田作品」である前に、まず「山田ユギのBLマンガ」であることを期待してしまうからで、ユギさんはもはや単なるコミカライズ担当では済まされない作家なのである。

    山田ユギといえば――キャラがみな立っているとか、BL連載モノの定番と云える「主人公カップル以外にもう1カップル」をツボを押さながら描いてくれるとか、つい笑っちゃうギャグがテンポ良くちりばめられているのに大人のエロでも楽しませてくれるとか、オヤジがホント好きだよねとか、基本的にお話は胸キュンハッピーエンドが多いとか、やや暗めのシリアスならホロ苦さとやるせないせつなさを描いてくれるとか――そういう面白さをギュっと詰め込んだ作品を数多く世に送り出してきた作家であり、英田さんの原作はそんなユギさんのツボをある程度押さえてはいるのだが、いかんせんもとよりコメディやギャグがイマイチな英田さんなので(スマン!謝る!でも事実だ)、ギャグはベタすぎるし(愛と誠に担当させるあたり、ちょっとシンドイ。この手の笑いは他作家の作品で山ほど出てきている)、キャラの吐くセリフはとにかく芝居臭いので(これは英田さんの個性としてホメている)、ユギさんの絵とコマ運びでは違和感がどうしても出る。かといって、英田さんが悪いわけじゃない。ユギさんも原作付きを手がけたことでご自身の勉強になったはず、これも別にユギさんを責める話じゃない。凡作になってしまった、でもそれはどちらのせいでもない…としか云えない。

    これなら山田ユギのオリジナルが読みたいなあ…と思う人が多そうな1本。三角関係を描いたドラマチックな話だし、セリフも芝居っぽいので、コミカライズよりドラマCD化したほうが映えるような気がする。

    Dramatic CD Collection たかが恋だろDramatic CD Collection たかが恋だろ
    (2009/10/23)
    イメージ・アルバム、日野聡 他

    商品詳細を見る

    (後日実際に出たのでビックリ。でも聴いてない…)

    評価:★★★(コミックとしての仕上がりは悪くない…でも正直、微妙)
    イシハーラ先生の「オレ的には義兄さんは受…。」という推薦文がオビにあったけど、そんなギャップを感じた時点で、ピタリとくるコラボとは云えなかったような。ちなみに私は「兄貴の小説で読むと、攻。ユギさんのキャラで読むと、間違いなく受」派。

    私が思うにね…英田さんの小説をコミカライズするなら、「エロとじv」に載ったあのワンコヤクザの話を鹿乃しうこさんでやったほうが良かったんじゃないかな?…たった1枚の扉絵だったけれど、兄貴としうこさん、すんごい相性が良かったよ?…とゆーわけで、鹿乃しうこさんとのコラボ希望。

    ZERO STARS … 論外/問題外作
    ★ … お好きな人はどうぞ。
    ★★ … つまらない。
    ★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
    ★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
    ★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。

    「オススメ作品」は基本的に★★★☆以上。
    「絶対オススメしておきたい作品」には@RECOMMEND@マークがつきます。
    性格上の理由から、★評価は厳しくなりがちなので、★5つ作品はあまり出ないと思います。

    *2009年7月12日に書いた感想を加筆修正

    スポンサーサイト
    web拍手 by FC2
    -
    - - - 1 2 3 4
    5 6 7 8 9 10 11
    12 13 14 15 16 17 18
    19 20 21 22 23 24 25
    26 27 28 29 30 - -
    10 12
    プロフィール

    秋林 瑞佳

    Author:秋林 瑞佳
    「あきりん・みずか」と読みます。
    (BLCD感想はジョセフィーヌ秋太夫が担当)

    風来のネットサーファーにして、
    ハンパない映画ギーク。
    そしてなにかと悩める電脳仔羊。

    気の向くまま、
    ネット場末で人知れず更新中の、
    BL感想&レビューブログです。

    >>ネタバレ上等<<
    なので、お気をつけ下さーい!

    リンクはご自由にどうぞ♪

    コメント欄にはURLが貼れません。
    (スパム回避のためです…)
    もしURLのご連絡がございましたら、
    お手数をおかけ致しますが
    メールフォームにてご一報下さい。

    ★ご注意★
    ネタバレ回避でテキストを折ることは(ほとんど)ありません。

    オンラインカウンター
    現在の閲覧者数:
    最新記事
    最新コメント
    カテゴリ
    メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    検索フォーム
    リンク
    QRコード
    QR
    QLOOKアクセス解析
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。